石窟芸術 02 莫高窟 第158窟
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【第158窟】
中唐(781-848)
涅槃窟。
正面の壁一面に仏壇があり、その上に15.5mの釈迦涅槃像が横たわっています。
釈迦が生涯を終え入滅する姿を表し、そのまわりには多くの弟子たちが慟哭するさまが描かれています。釈迦の足元には各国の国王が号泣する様子が描かれていますが、彼らの中にはあまりの悲しみによって自身の鼻や耳をそぎ落としたり、胸を刺すなどの行為が見られます。おそらく当時の西域諸国には喪葬においてこのような自傷行為が行われる風習があったのかもしれません。