鳴沙山 月牙泉 Mingshashan Yueyaquan


めいさざん げつがせん ミンシャーシャン ユエヤーチュエン



敦煌の町から南へ約5キロの沙漠に突如として巨大な沙の山が現れます。石英の浜辺や沙漠でみられる鳴き沙現象から鳴沙山と呼ばれるようになりました。3世紀初めにはすでに沙角山という名で記録が残っています。東は莫高窟の断崖から西は西千仏洞付近までのおよそ40キロ、南北はおよそ20キロにわたって沙が堆積していて、粒子は細かく、赤・黄・緑・白・黒色の沙で構成されているので五色沙とも呼ばれています。唐代の書物に鳴き沙現象の記述があり、「端午の節句には城中の若者はみな山頂へ登り、一斉に走り降りて雷鳴のような音を響かせた」という当時の風習が記されています。



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