西千仏洞 Xiqianfodong


にしせんぶつどう シーチエンフォトン

市の南西35キロ。敦煌五大石窟のひとつ。創建は莫高窟と同時期かまたは少し早い時期と推定されています。玉門関や陽関に近いことから人の往来も多く、もしかすると莫高窟よりもこちらの場所の方が先に開削されていたとしても不思議ではありません。またこの場所から西の方向に地元の人が臥佛山と呼ぶ岩山を見ることができます。山の形が涅槃佛のように見えるからです。ここには莫高窟のような創建の記録は残っていませんが、この場所に石窟が造られたのはもしかするとこの臥佛山の存在があったからかも知れません。残念ながら脇を流れる党河の氾濫や人為的な破壊等によって多くの窟が消失したと考えられています。現存する窟は隋唐代のものを中心に22窟。多くは清、民国代に補修されています。



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