漢代長城 Handaichangcheng


かんだいちょうじょう ハンタイチャンチャン

前漢時代に対匈奴用に築かれた長城の址。もともと中国がまだ統一されていない戦国時代に、斉・燕・趙・魏などの諸国が国境防衛のために築いた壁(初期は土嚢を積み上げたような簡単なもの)を、秦の統一後に始皇帝が統合・増築しました。さらに前漢武帝によって河西回廊を領有するにいたってここ敦煌まで延伸されました。沙漠地帯では煉瓦を焼くための燃料が貴重なことから、おもに版築と呼ばれる工法で壁が築かれています。まず板枠の中に土を盛り、一層ずつ杵で突き固めていきます。補強材として沙漠でも比較的手に入りやすい葦を用います。一般に思い浮かべる北京郊外にある煉瓦造りの強固な長城は対モンゴル用に明代に修造されたものです。


長城線上に築かれた烽火台(当谷燧)

烽火台で燃やすための薪が風化したもの。積薪。



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